にゃんこスターのリズムなわとびネタはおもしろいのか

Mステ見てたら、大塚愛さくらんぼを歌っていたので、このテーマについて書こうと思いました。

2017年のキングオブコントで伝説の「さくらんぼに合わせてリズム縄跳び」というネタで衝撃のデビューを果たしたにゃんこスター。あの日以降、優勝したかまいたちを差し置いて一気に大ブレークし、一夜にしてスターとなりました。しかし、その後バラエティでの対応力が未熟であったことや、若手にも関わらず生意気な態度で一気に評判を下げてしまったのはご存知かと思います。

 

そんな現状で、果たしてあのネタは面白かったのかを改めて考え直したいと思います。個人的な意見として、あのネタは「めちゃくちゃ面白い」と思っています。

 

あのネタは、適当に見えて基本がしっかりしています。

笑いの基本は「フリ」があって「オチ」があるということです。「フリ」とはその後の展開を予想させるための準備です。そしてその後の展開の予想を裏切る「オチ」があることで人は笑うのです。

なので、あのネタは上手な縄跳びを披露し続けるというフリがあり、サビだとどんなすごいパフォーマンスをするんだと思わせておいて、サビの

「跳ばないのおおおおおお!!!!」

でオチを決めるのです。お笑いの基本に忠実なネタです。だから審査員も笑ったのです。

最近のにゃんこスターに対する逆風のせいか、Youtubeではこのネタの動画に対して、素人芸だとか、こんなので笑っているのはアホだけとかいうコメントがあります。しかし、2017年のキングオブコント準決勝でこのネタをやり、会場を大爆笑に巻き込んでいたのは事実です。キングオブコント準決勝にくるお客は、壮絶なチケット争奪戦を制し、平日の昼間にも関わらずお笑いライブを見にくるようなお笑いキチガイマニアばかりです。その人たちを笑わせていたのですから、間違いなくこのネタは面白いのです。

私は自信を持ってこのネタは面白いと思います。改めて一度ご覧ください。

 

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とこで今日の大塚愛さん、歌詞を間違えていましたね。

「そういや、ひどいこともされたし、ひどいことも言ったしー」のところを

「そういや、ひどいこともされたし、ひどいことも知ったしー」と歌っているように聞こえました。持ちつ持たれつのはずが、自分が100%被害者の歌詞になってしまいました。それほど酷い夫婦生活だったんでしょうね。そんな精神状態の中、笑顔でさくらんぼを歌う大塚愛さんはプロですな。